姫路靼再現プロジェクトの記録

第38歩 天日干し5

2011.11.26

 延々と天日干しが続くのは、夏に比べ気温が上がらないからだ。加えて皮1枚の厚さがそれぞれ、3~4ミリと厚いので乾くのに時間がかかる。

 気温はどうしようもならないが、皮を薄くして乾きやすくすることはできる。少しでも進行を早めるため、この段階で裏をくことにした。味取りをして一晩寝かせたあと、11月18日シェービングにかけ、半裁4枚を1.0ミリの厚さにした。床面からきれいにヌタが取れ、平らになった。これなら乾きも早そうだ。

 11月25日、厚さ1.0ミリになった半裁A、半裁Dを軽く干した。翌26日も、いつものように天日干しをおこなった。

 残りの半裁2枚は、もういちどシェービングをかけ、さらに薄くしてから干す予定だ。


天日干しの経過(半裁A、D)

11月25日(金) 晴れ
14:30 開始
15:15 撤収
計45分

11月26日(土) 晴れ 気温18度
9:00 床面を上にして開始
12:15 裏返し
12:30 撤収
計3時間30分
累計32時間50分