姫路靼再現プロジェクトの記録

第102歩 陸揚げして、一気に脱毛作業

2012.1.10

 年が明けた。12月28日に漬け始めたから、今日で14日目だ。茶色だった皮が少し緑がかった色に変わっているのが、高木橋の上からながめてもわかる。そろそろ原皮を引き上げたほうがいいだろう。

 9時半、水温2度の川に入り、手に取って確認した。十分に腐敗し、毛を簡単にむしり取れる。腐敗は予定以上に進行していて、「行き過ぎたかなあ」と金田はいう。当初は、もう少し腐敗が進まない段階で引き上げて、ポリタンクに漬け、ゆっくりと腐敗させるつもりだったが、どうやら、ポリタンク漬けの必要ないレベルまで進行したようだ。皮が腐ってさえいなければ、結果オーライだが・・・。

 工場に戻って、先日用意したポリタンクにいったん入れておき、11時から脱毛作業に移った。

 カマボコ台に、コケの臭いがする皮を置いて、せん包丁を滑らせた。毛がずりっと気持ち良く抜け落ちていく。毛がなくなって現れた皮の白肌を見ながら「不安やなあ。行き過ぎとう気がする」という金田に対して、大崎さんは「いや、大丈夫。今までで一番ええで」。腐敗が行き過ぎて、皮が痛んでいるのか、それとも問題ないのか見解が分かれた。実際のところは、もう少し作業が進まないと、よくわからない。

 今回のせん包丁は、夏秋編で使用したものだ。秋冬編で使ったせん包丁は、切れ味が鋭すぎて、皮にキズを付ける恐れがあるからだ。

 約70分かかって、丸皮2枚の脱毛を終えた。

 フレッシングの機械にかけて床面の油を取り、先ほどのポリタンクに漬けて、本日の作業は終了。


1月10日(火) 晴れ 気温2度 水温2度